日蓮大聖人御書全集[新版] - 上野殿御返事の感想 (1918ページ)
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御金言集より「仏になりやすき事は別のやう候はず、旱魃にかわけるものに水をあたへ・寒冰にこごへたるものに火をあたふるがごとし、又二つなき物を人にあたへ・命のたゆるに人のせにあふがごとし」仏と言うと超人的、超越的、神的に特別な存在と捉えがちではあるが、実は喉が渇く人に水を与え、寒いと凍える様なに火を与える。と言う普遍的に助けを求める者に施す事。であって遠い存在では無く利他の精神を持つ助ける側の人で、助けられる受動的な人でなく、能動的に助ける人であり特別な存在ではない。一般的に「天上天下唯我独尊」と言われるが確かに志しは尊い、しかし「如我等無異」の観点で言えば「我も尊い故に貴方も尊い」と言う主観でこれは大聖人も一緒で「日蓮と同意なら」等同意を求める事が非常に多い。仏を特別視するのでは無く、より普遍的に「仏とは何か?」を簡潔に明解に説かれた御書と認識して居る。
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