日蓮大聖人御書全集[新版] - 上野殿後家尼御返事の感想 (1832ページ)
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御金言集より「いきておわしき時は生の仏、今は死の仏、生死ともに仏なり。即身成仏と申す大事の法門これなり」大聖人の仏法のリアリズムの現れであると思う。死んでからが仏と言うのが世間一般の中その約束事が実現出来るか否かの未決のままの迎える死は余りにも無責任であって生きてる内に成仏出来ないのに死んだら成仏出来るなら生きてる内は本能の赴くままに生活し自堕落でも構わないしちょっとした困難に当たると命の軽視にも繋がる。でも生きてる内の成仏の保証は竜女の様に少年少女も老いも若きも出家在家関係なく全員が仏で差別無く保証し賢者としての生活を推奨する。故に力が無い他宗は保証対象外の死を仏にしてしまう。仏の概念の無い人が幾ら瞑想しようが荒行しようが仏には成れない。成仏出来るから仏教であって出来ないのであれば仏教では無いと言えるのではないさろうか?様々な死を看取った自分の結論で亡くなられた友人知人へ追善回向の日々。
'25.9.8(月)読了
・今月(9月度)座談会御書だったので、これを機に読みました。日蓮大聖人と上野尼のお二人が、どんな状況下にあったのかを知ると、上野尼の求道心と大聖人の励ましに、どれだけの慈愛深さがあったのか、心に染み入りました。
従藍而青の大切さと同時に私たちは浄土も地獄も自らの中にあると自覚することで仏に成れるのだと学びました。だから御本尊にも十界すべての生命が御図顕されているんですね。継続の大切さと同時に一遍のお題目の力を大切にすることが大切であると学びました。
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