日蓮大聖人御書全集[新版] - 四条金吾殿御返事の感想 (1554ページ)
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御金言集より「法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし。「現世安穏、後生善処」とは、これなり。ただ世間の留難来るともとりあえ給うべからず。賢人・聖人もこのことはのがれず」大聖人在世の当時天変地異干魃疫病で世が乱れ生きて行く事自体が困難で多くが末法到来で現世安穏と後生善処を願う人が多く鎌倉仏教各宗派は現実逃避の教義ばかりで法華経に衆生所遊楽とあるが遊楽出来ないと言う意見が多く大聖人はそれに対し法華経は皆が望む遊楽との差異を示し賢人、聖人でも留難は来る。唱題で法華経を讃嘆し生きる為の仏界の生命力と智慧を湧き出だして賢者の生き方の実践で力強い生活して行きなさい。そう捉えられると思う。この御書の全体を通してそう言う意義を四条金吾殿に、また門下に伝えたかったのではないだろうか?願兼於業もそう言う願い敢えて不遇に生まれ法華経の兵法用いた地涌の菩薩の生き方を通じて正法の妙法の宣揚が意義だと思う。
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