日蓮大聖人御書全集[新版] - 兄弟抄の感想 (1468ページ)
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御金言集より「設ひ等覚の菩薩なれども元品の無明と申す大悪鬼身に入つて法華経と申す妙覚の功徳を障へ候なり、何に況んや其の已下の人人にをいてをや」池上兄弟は大聖人入滅後日興は後継者とされた時には居た。でも日朗に付く。身延同様に世間の風当たりが影響され図らずとも大聖人の推察は当たってしまう。兄弟の行く末は案じて居ただけに惜しい。この御文のままで気にかけられてた。等覚の菩薩であっても世間体と言う元品の無明の悪鬼入其身には勝てなかった。日興上人の強固な意志を持つ事の重要さ。ただ、今先生亡き後創価が身延化したと捉える人も居る中で妙法と言う根幹は維持しつつ虚飾を取り払い盲信から本来の身軽法重の日蓮教学を再興させる。日本なら通用するが海外では通用しない。絶対的な本尊の設定は貧富や聖地巡礼の様なら絶対唯一神と変わら無い。故に本末転倒。日興上人とは相違した形での大聖人の仏法の本質を衝く世界展開が肝要かと。
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