日蓮大聖人御書全集 - 聖人御難事の感想 (1189ページ)
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御金言集より「よからんは不思議わるからんは一定とをもへ、ひだるしとをもわば餓鬼道ををしへよ、さむしといわば八かん地獄ををしへよ」ご在世の当時の諸難が起こり天変地異も疫病もそれに加えて妙法護持に依る迫害は法華経に書かれてある通りで、今までは大聖人や側近の諸難が熱原の三烈士を始め庶民の門下に及ぶ迄に至った。今後これ以上の難は間違い無く来る。これから本格的な仏と魔の闘いに備え、より一層の心の準備を促され、諸宗の様に現実逃避や責任放棄せず、目の前も出来得る覚悟と準備をし、これが過ぎれば終わりでは無く一層自身を信行学で鍛え磨き上げ、智者賢者の生活を送り、ここで法華経正法護持を難に負ければ、今よりもっと激しい難にどうやって乗り越えられると言うのか。強い意気込みで、楽観視し他人事の様に思わず自身の生き方を戒め、今一度信心の原点に還って乗り越えて行こうでは無いかと叱咤激励されていると想う。
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