日蓮大聖人御書全集 - 四条金吾殿御返事⑤[衆生所遊楽御書]の感想 (1143ページ)
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短い御聖訓では有るものの金吾殿は衆生所遊楽について質問されたのだろうか?と想いを馳せる。末法が始まり世間では転変地妖に穢土だ穢土だと嘆き我が身の哀れを悲しむ声の響く時代に「衆生所遊楽」これの意義とは如何に?との疑問だったのだろうか?その衆生は金吾殿であるとされ住んでいる世界の中の日本でありお題目が現当二世で護られどんなに同僚は元より主君ですら避けられる状況と言う大困難でも法華経の行者なら悠々と乗り越えられる人生を送れる。ただの遊興に遊び呆ける訳では無い。賢聖となりなさいその明確な解答で夫妻で酒でも酌み交わし楽しく呑み分かち合いなさい。苦楽ともに思い合せお題目で乗り越えるこれが自受法楽、強盛の大信力を願われる。これは信力出だします。こんなうれしいお手紙は金吾殿夫妻への財の一つになったのでは無いだろうか。そう言う大聖人のお心遣いだ伝わって来る。そんな御聖訓だと。そう思う次第です。
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