日蓮大聖人御書全集 - 富木殿御書②[止暇断眠御書]の感想 (969ページ)
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法華経の行者への迫害が経文に照らして如何に罪大きい事か。全部合わせると「不信、毀謗、軽賤、憎嫉恨を懐く」等など。どうなるか?「人命終し三千五百塵点千劫阿鼻獄に展転し無数劫に至る」諸仏の法を謗じる者を智者は恐てはならい。最も恐れるべきは深法への批判に加担する事で悪知識に近づき惑わされる事。今日本国の八宗並びに浄土・禅宗等の四衆上主上・上皇より下臣下万民に至るまで皆一人も無く弘法・慈覚・智証の三大師の末孫・檀越と厳しく叱責される。「賢人は安きに居て危きを歎き佞人は危きに居て安きを歎く大火は小水を畏怖し大樹は小鳥に値いて枝を折らる智人は恐怖すべし大乗を謗ずる」「我が門家は夜は眠りを断ち昼は暇を止めて之を案ぜよ一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」毎自作是念。を受けてとの御聖訓だと思う。志有らん諸人は一処に聚集して御聴聞有るべきか。今の様に座談会が催されていたのだろうなと感慨深い御書だと思う。
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