日蓮大聖人御書全集[新版] - 食物三徳御書の感想 (2156ページ)
読了者数: 2人
感想一覧
御金言集より「人に物をほどこせば我が身のたすけとなる、譬へば人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」一見して他人への支援が実は自身への施しに成る自分だけの幸福を願うのでは無く互いに実は補完して居る。他人への配慮で導く事にも通じる自他共の成長と命の維持、健康維持回復、生命力の増大。これは善なる人、同志では有るものの「生気に二あり」として九識。と途中で切れている。またこの一節の続きが「悪をつくるものを・やしなへば命をます」と有るので要注意だと思う。これは恐らく、善い境涯の「九識。」と出てる事から、もう一対はその逆の事の教示で要注意で魔や三悪道四悪趣や三障四魔や三毒や五逆罪への供養が反対の効果になるので見極めの重要さを訴えられているのかもしれない。現に他宗で供養を強調して居る事から無分別な供養は時に悪をはびこらせる結果になると警告で見極めたのとも取れる内容と取れると思う。
※未ログインの場合はログイン画面にジャンプします。